スポンサーリンク


「ドラえもん のび太と竜の騎士」地底世界は本当に存在するのか!?ネタバレ感想

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1987

「ドラえもん のび太と竜の騎士」

1987年公開、映画ドラえもん第8作目です。

私は1歳になりました!まだドラえもんは見ていないでしょうね。

やはり、昔の作品は素晴らしいですねぇ、何故こんなにも夢とロマンに溢れる作品を生み出すことが出来るのでしょうか。藤子先生本当にすごいです。

今作のテーマは「恐竜」ですが、もっと大きく恐竜の進化や絶滅を大きく取り上げています!といっても、2018年現在でも恐竜の絶滅についてはわかっていないことが多いですよね。

いったい何故恐竜は絶滅したのか。

人類がその答えにたどり着くとき、私は生きていないんだろうなぁ…

この作品はリメイクされていません。しかし、この作品もなかなか鋭いテーマのため、リメイクされた時は、いろいろ変更されてるかも。

スポンサーリンク

パンフレット

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1987

当時のパンフレット(ミニ)は、これまでの映画の紹介とストーリーのあらすじ、藤子先生からのメッセージが掲載されています。

どうして恐竜が絶滅したのか。

私が子供のときにこの映画を見たとき、これが正しい説だと思い込んでいましたが、答えは出てないんですよね。うーん、彗星衝突説も隕石衝突説もどっちも怖い…

あらすじ

「恐竜は今でも生き残っている」と言い張るのび太だが、いつものことながらジャイアンとスネ夫に馬鹿にされる。ドラえもんとのび太は、100%当たるという「〇×占い」に聞いてみたが「地球上に生き残っている恐竜はいない」という結果に。一方、恐竜が生き残っているわけがないと宣言したスネ夫だったが、多奈川で謎の巨大生物を目撃しまい、本当は恐竜が生きているのではないかと考え始め、ついにはノイローゼになってしまう。

ある日、ドラえもんと「どこでもホール」を使い、地下の巨大な空洞を発見したのび太は、ここを秘密の遊び場にしようと提案する。みんなで大空洞で楽しく過ごすが、ノイローゼのスネ夫は、一人で恐竜の謎を突き止めようとして地底で迷子になってしまう。地底からスネ夫だけが戻っていないことを知ったドラえもんは、残された手がかりから地下の大空洞が多奈川と繋がっていることを突き止め、川に潜って地底への入り口へと向かう。

多奈川の底の洞窟の先には、恐竜たちが生息する地底の世界が広がっていた。謎の地底世界でスネ夫を探すも、野蛮な地底人「ナンジャ族」に捕まってしまった彼らだったが、竜の騎士バンホーに助けてもらう。地下の世界で進化した恐竜人のバンホーに地底世界を案内してもらい、首都エンリルで保護されていたスネ夫と再会する。無事に地上に送ってもらうことを約束した彼らだったが、恐竜人が地上世界を征服する計画を知ってしまい、逃走するも失敗してしまう。捕らえられたドラえもんたちは、恐竜人たちと共に、恐竜たちが地上で生きていた時代へと向かう。

感想 (ネタバレ有)

前作では、宇宙からの侵略者に立ち向かった彼らでしたが、今作では地球内の侵略者に立ち向かうわけですね!

相変わらず、いろんな危機に立ち向かってくれていますw

地球内の侵略者とは、言いすぎましたが、地底世界って本当にありそうなんですよねぇ。いわゆる「地球空洞説」というやつです。

地球空洞説は、科学的にあり得ないわけなんですけど、実際に地底湖とかは存在してますし、誰か住んでても不思議じゃないですよね!?地底世界あってもいいと思います!

今作最大のポイントは、ドラえもんによる過去改変、つまりタイムパラドックスです。

20世紀、地底世界では恐竜人が文明を築いていますが、その祖先は遥か昔、地上で生息していた恐竜たちです。その恐竜たちがなんらかの原因で地底に潜り、そこから進化を遂げます。

地底世界で「聖域」と呼ばれる場所は、なんと過去の世界でドラえもんが作ったものだったというのが今作のオチなんです!良く出来てる!伏線!!!

そもそも、ドラえもんは22世紀からやってきたんですよね。22世紀で地底世界ってどうなってるんですかね?ドラえもんは地底世界の存在を知らなかった、ということは、22世紀には地底世界はすでに崩壊しているということでしょうか。

地底世界の文明はタイムマシンを完成させるほど発達しています。既に20世紀の地上の科学技術よりもかなり進んでいるということです。さらに、22世紀の地上世界はドラえもんや、たくさんの秘密道具を開発し、宇宙でも海の底でも過去でも未来でもいけるんですよね?

何故地底世界の存在に気付かない!?!?

ここで、また世界線が変わったということですか。うーん。シュタインズ・ゲートの選択。

ドラえもんはのび太くんの未来を変えるために、過去に来ています。つまり、ドラえもんが誕生した22世紀は「のび太くんの過去を変えていない元の世界線」からやってきたわけです。めんどくさいので、これを「世界線A」とします。

世界Aから20世紀にやってきたドラえもんは、のび太くんと出会い、ドラえもんによる過去改変が行われます。この世界を「世界線B」とします。この世界線Bでは、ドラえもんたちが偶然にも地底世界を発見、そして、過去の地球に起きた大惨事の中で恐竜たちのために地底世界を作ります。それが20世紀の地底世界、恐竜人の繁栄に繋がるわけです。

つまり、20世紀にドラえもんが来て、のび太くんたちと地底世界を発見したから地底世界が作られたというわけですね!!

「世界線B」で作られた世界なので、ドラえもんがやってきた「世界線A」では地底世界は存在しないわけですよ、作ってないですからね、恐竜は一匹残らず絶滅したのでしょう。

タイムパラドックスってすごい。

これは、あくまでも個人的な感想なので、あまり深く追求しないでくださいw

しかし、そもそも「世界線A」の世界では、何度も訪れる地球滅亡の危機をどうやって回避したんだろうか、、、宇宙からの侵略者とか海底人とか犬の王国とか、、、

ま、まぁ、ドラえもんの世界では深く考えたらダメなので、この辺でやめときましょう!

ちなみに、今作の「スネ夫くんが迷子になって、他のみんなが助けに行く」というストーリーは、このあとの映画でもたびたび登場しますね!特に「ブリキの迷宮」ではドラえもんがいなくなるという史上最大の危機を迎えるのでこちらはおススメです!

今回も映画本編とはまったく関係ない話をだらだらとしてしまいましたが。

「竜の騎士」では、大長編ではめずらしく悪役が登場しないのでそれもまた魅力です。恐竜人と戦うシーンもありますが、こけおどしですからね。それでも、本気で攻めてくる大人げないバンホーさん。ドラえもんが悪いんだけど。

大人になった今見返すと、これは恐竜絶滅の謎に迫る大人向けの映画だったのかもしれません!大人になっても楽しめる大長編ドラえもん、やっぱり大好きですw

主題歌

エンディングテーマ・挿入歌「友達だから」

作詞 – 武田鉄矢 / 作曲 – 山本康世 / 編曲 – 菊池俊輔

歌 – 大山のぶ代、森の木児童合唱団

ラストのオチからのエンディングは何とも微笑ましいですね。ドラえもんの声に癒されながらまったりと終われます!というか、オチが完璧すぎてエンディングが楽しすぎる!

物語もハッピーエンドで終わって、とても気持ちのいい主題歌ですよ!

おまけ

私のお気に入りシーンはこちら

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1987

どんだけ目立つお城やねんwww

この映画を初めて見たときは、たぶん小学生くらいだったと思います。1995年くらいかな?そのため、元ネタを知らなかったんです。リメイクされたら、このお城はないかもしれないですね!

1987年当時、世間でめちゃくちゃ流行っていたという「風雲!たけし城」という番組が元ネタだと言われています!そのため、公開当時の映画館ではドラえもん城が出てきた瞬間、笑いが上がったらしいですよ!

お母さんに聞いてみると、一般の人がゲームに参加して賞金をゲットする番組だと教えてもらいました。さっそく、某動画サイトなどで動画を見てみると、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!!!!!!今でいう、「SASUKE」のようなものですね!

昔はホントに良い時代だったんだなぁ…

→ 次作はこちら

「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」 1988年公開、映画ドラえもん第9作目です。 私は2歳になりました!この映画くら...