「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」
原題:Solo: A Star Wars Story
監督:ロン・ハワード
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開年:2018年
上映時間:135分
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー|映画 | スター・ウォーズ公式
個人的評価
☆☆☆★★ 70点
さすがのスター・ウォーズもお腹いっぱいかも。それでも、ピカピカのミレニアム・ファルコンにはテンションが上がる!
なかなか忙しくてゆっくりと映画にも行けなかったのですが、やっと見ることが出来ました!
スター・ウォーズ・シリーズ最新作ということですが、周りは明らかにおじさまとおばさましかいない…(平日の昼間ですしね)これは、明らかに若者の「スター・ウォーズ離れ」ではないでしょうか!?
確かに、「ハン・ソロ」がハリソン・フォードで、かっこ良かったあの時代は今から何年前なんだって話ですよね。(エピソード4公開が1977年、今から41年前)
チューバッカとの出会いは、なんか意外とあっけないというか、そんなもん?って思いましたが、これから一緒に行動していく中で絆が深まっていくんだろうなぁと感じました。それでも、やっぱり物語を後から考えて取ってつけたようなストーリーかなと。
「ローグ・ワン」は、設計図を手に入れるまでの一般人(反乱軍)のストーリーなのでしっくりきましたが、今回の「ハン・ソロ」は、ハン・ソロの過去の物語なのに、なんとも繋がらないというか。これはこれで面白かったんですけどね!ピカピカのミレニアム・ファルコンといい、ヒロインの可愛さといい、テンション上がるシーンは多々ありました。
でも、まぁ、劇場で見なくてもいいかな…
ネタバレ感想
※以下、ネタバレ有
鑑賞後に読んでください。
オープニング
いつものあのスター・ウォーズの始まりかと思いきや、そうでもなかったです。
でも、やっぱり宇宙からスタートでした。さすがスター・ウォーズ。
若きハン・ソロ、いいですねぇ~若い!若くてイケメン!フレッシュ!!しかも、いきなり可愛いヒロインまで登場するので、いいですね!若い!!つい最近、年取ったルークとレイアとハンを見たあとですから、そりゃフレッシュに感じますよ。
何がテンション上がるって、ラッキーダイスの登場ですよ!エピソード4で登場したときから、もうミレニアム・ファルコンといえばラッキーダイスってくらいに印象的なアイテムですからね!あれは、「お守り」として最初からハンが持っていたものだったんですね。
それをヒロインに渡して離れ離れになる…これ、絶対にもう一回会うやん、フラグ立ちまくりですやん。
悪ガキハン・ソロ
いいですね、悪ガキっぷりがいいですね。
とにかく、若いんですよ。世間知らずで、お調子者で、大人には勝てないヘタレっぷりがすごく悪ガキなんですよね。もう本当にイメージ通りなんです。それでも、「いい人」ハン・ソロはやっぱり憎めないところがあるんでしょうね。周りの大人たちもなんだかんだ言いつつ、ハンのことを認めているような?
それでも、なんかしっくりこないのは、あまりにも「いい人」過ぎるというか「いい子」過ぎるというか、なんか童貞っぽいんですよ(?)
ハン・ソロって、プレイボーイでワイルドでクールでアウトロー、頼れる兄貴で本当はいいやつだけど、密輸業者でお金が大好きなあのハリソン・フォードのイメージが強すぎるためか、すでに「キャラクター」が出来上がっているんですよね。それをあとから無理やり作ろうっていうのがどうしてもしっくりこない原因だと思いました。
自分の中で作り上げたイメージと合わない…原作読んでから実写化されて落胆したようなイメージです。要所要所でスター・ウォーズシリーズの小ネタは挟んでいますが、どうしても無理やり入れてきているように思えてしまって、かえって不自然になってしまうのが残念でした。
ピカピカのミレニアム・ファルコン
と、まぁ序盤はちょっと残念な気持ちで映画を見ていましたが、それでもやっぱりミレニアム・ファルコンには痺れますね!!!ピカピカのミレニアム・ファルコンの操縦桿を握るハン・ソロと隣に座るチューイを見ると「ああ、これがスター・ウォーズだよ!!!」と、テンション上がるシーンでした。
そもそも。ミレニアム・ファルコンはハン・ソロの愛機であり、いろいろな違法改造をしていて、ボロボロで、叩いたら直るオンボロ宇宙船でしたよね。ピカピカでまだそんなに壊れていない?機体を見れたのは良かったです。ここから、いろんな冒険をしたり、あんなことやこんなことな悪いことしまくって、そして、エピソード4に繋がっていくんだなぁとしみじみ思えます。
個人的感想まとめ
ファンとして、スター・ウォーズは見なければならないという謎の使命感があるので、しっかりと見てきましたが、正直ストーリーは期待外れでした。
最初はフレッシュな感じで新しい物語に対する期待もあったのですが、だんだん物語が進むにつれて、あれ?なんか違う?という違和感がどうしても拭えないままラストを迎えてしまったので、自分の中で満足出来る物語ではありませんでした。
上記にも書きましたが、自分の中で勝手に作られてしまったキャラクターのイメージと合わなかったのが一番の原因かとは思います。それから、可愛いヒロインであるキーラ一途なのに、いきなりエピソード4に繋がるって変じゃないです?あのときのハンは、完全にレイアに言い寄ってたし、結婚してるし、え?キーラは??え???
「ローグ・ワン」が良かったのは、今まで登場しなかった反乱軍の人たちにスポットライトを当てたことなんですけど、ハン・ソロはすでに主役級でしたからね。さすがのスター・ウォーズもこれだけたくさんの物語があるともうお腹いっぱいなんですw
でも、この映画を見たことで「あー、また4から見直したいなー」と思わせてくれました。というか、若いハリソンフォードが見たい。そして、比べたい。
エピソード7以降は、賛否両論のスター・ウォーズですが、とりあえず次回のエピソード9とオビ・ワンのスピンオフは見ないといけない使命感があるので見るんですけど。
作るほうも大変だなぁと、ちょっとだけ同情しますw
今回、ドロイドのL3はなかなかいいキャラでしたし、ドロイドの物語とかも作ろうと思えばできそうですね。例えば、R2-D2の生みの親とかの物語とか。
今作は、家でゆっくり見直すことはなくてもよさそうです。