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「ドラえもん のび太の魔界大冒険」魔法と22世紀の科学の対決!ネタバレ感想

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

「ドラえもん のび太の魔界大冒険」

1984年公開、映画ドラえもん第5作目です。

ドラえもんなんてまさに科学の結晶なのに、あえて「魔法」をテーマにするのは面白いですよね!やっぱり魔法は憧れますよ誰だってw

ドラえもんが被っている魔法の帽子はただの飾りです。気分です。

魔法といえば三角帽子を連想しますが、今作のドラえもんが被っている帽子はなんとなくディズニーの「ファンタジア」に出てくるあの帽子を連想しえしまうのは私だけでしょうか?

ちなみに、公開当時、私は生まれていません。(あと2年で生まれます)

2007年には、本作のリメイク版「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」が公開されています。

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パンフレット

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

当時のパンフレット(ミニ)は、映画のあらすじが簡潔に書いてあります。ほとんどがキャプチャのようですが、若干映画と違うところがいくつかあります。

そもそも、このミニブックレットの表紙に描かれているのび太たちの服装が半袖なんですが、本編では長袖でデザインも違います。ポスターも半袖になっているのですが、これはどういうことなんでしょう?ちなみに原作は半袖です。

あらすじ

「魔法が使えたらいいのに」と空想に耽るのび太は、魔法のことが頭から離れない。ドラえもんとしずかちゃんにも相手にされず、出木杉に魔法について相談をする。過去に魔法は学問として認められていたという記録はあるものの、現在に魔法はもうないと告げられる。

しかし、のび太は「もしもボックス」を使えば魔法の世界が作り出せることを思いつき、さっそく「魔法の世界」を作り出す。

何でも魔法の力で叶えられると期待していたのび太だったが、作り出した魔法世界は、学校で魔法を学び、魔法のじゅうたんは免許がないと運転できない世界だった。あてが外れて落胆するのび太だったが、元の世界に戻す前に、せめて簡単な魔法の1つでもいいから覚えようと必死に努力をする。

そんなある日、ドラえもんとのび太としずかは山で満月博士と出会う。博士は「魔界接近説」の提唱者であり、魔界の悪魔たちが地球の侵略にやってくると警鐘を鳴らす。悪魔まで作ってしまった魔法の世界を元に戻そうとするが、もしもボックスはママに捨てられてしまい、元の世界に戻すことができなくなってしまった。

その夜、一匹に猫がのび太の家を訪れる。その猫の正体は満月博士の娘、美夜子であり、悪魔の魔法で猫の姿に変えられてしまったのだった。そして、水晶玉の予言によって定められた魔王を倒す勇士として、ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンの5人は美夜子とともに魔界星に乗り込み、大魔王デマオンに戦いを挑む。

感想 (ネタバレ有)

今作は魔法がテーマになっていて、科学は迷信として扱われます。

ドラえもんの存在が否定されてしまう世界なんて、なんだかおかしな感じですねw

魔法の箒で飛ぶしずかちゃんと科学の結晶タケコプターで飛ぶドラえもん。

魔法の世界に来ても、ドラえもんの科学は存在しているわけです!ややこしい!

この映画では、ドラミちゃんが劇場版初登場作品です!ドラミちゃんといえば、いつも

おっちょこちょいのお兄ちゃんを助けてくれる頼りになる妹ですよね!

ドラミちゃんの道具「虫の知らせアラーム」は、「パラレル西遊記」で出てくる「気配アラーム」と似ていますが若干用途が違うようです。

さて、この映画の魅力といえばトラウマレベルで怖い悪魔たちです!

独断と偏見による魔界の悪魔たちをランキング形式で発表します!

第4位 大怪魔肉食ツノクジラ

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

ナルニアデスの「魔界歴程」によると、人魚の住む小島のそばに住んでいるという肉食ツノクジラですが、見る限り気持ち悪くて本当にトラウマレベルです。

このツノクジラは、人魚の歌に対抗したジャイアンの歌で撃退しました。ジャイアンの歌声は魔界の生物にもダメージが大きかったようですねw

第3位 使い魔

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

満月博士の屋敷を襲った使い魔です。猫耳のちょっとかわいい悪魔かと思いきや、なかなかトラウマになりそうな顔をしてますよね。しかも、屋敷の見張り役の石像を一撃で倒す強さで、なかなか衝撃的な悪魔でした。

第2位 大魔王デマオン

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

魔界の王様であり、強力な魔力を持つ今作のボスです。その大きさは見上げるほど大きく、心臓に銀のダーツを打ち込んでも倒せませんでした。この圧倒的な大きさと魔力、そして、銀のダーツが効かない敗北感はまさにトラウマレベルで怖かったです。

第1位 メジューサ

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

大魔王を抑えて、堂々1位に輝いたのはトラウマレベルMAXのメジューサです!!

なにしろ、このメジューサは、タイムマシンに乗ってもしもボックスを使う前の世界(元の世界)まで時空を超えて追ってくるんです!しかも、その声が恐ろしい!!

魔法の世界からタイムマシンで戻っても、「魔法の世界の過去」という世界線に戻ったということなら、のび太が箒に乗れたこともメジューサが魔法を使えたのも筋は通せます。

このビジュアルでさらに使った魔法が「石にする」魔法ですから、もうこれは夢に出てくるレベルですね。大人になった今でも強烈すぎて怖い…

印象が強すぎる悪魔たちですが、前作「海底鬼岩城」のような戦闘シーンはほとんどなく、最後の魔王の心臓に向かうシーンで落ちてくる星と戦うくらいです。最後には、もう科学でも魔法でもどっちでもいいから、ドラえもんの道具はすごいという解釈になってますw

魔法の言葉「チンカラホイっ!」の響きがとても良く耳に残ります。子供たちが真似したくなるような魔法を作り出した素晴らしい作品です、が、悪魔はトラウマレベルなのでお気をつけください。

主題歌

エンディングテーマ「風のマジカル」

作詞 – 湯川れい子 / 作曲 – NOBODY

歌 – 小泉今日子

今作は、武田鉄矢さんが主題歌に関わっていない唯一の作品です。また、ビデオソフト化に際して曲の使用契約期限の関係でエンディング曲が「大魔境」の主題歌「だからみんなで」に差し替えられています。(現在発売レンタルされているビデオ、DVDは差し替えバージョン)

ちなみに、Amazonプライムビデオでは「風のマジカル」バージョンが視聴可能です!(2018/05/22現在)他のドラえもん映画もプライム会員限定配信されています。

おまけ

私のお気に入りのシーンはこちら

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1984

こちらは、魔法の世界のテレビCMです!そもそも、科学が迷信なのに、このテレビは一体なんなんでしょう?科学の力によって生み出された電気製品ではないか!?とツッコミたくなります。魔法のテレビなんですかね?w

魔法のじゅうたんのCMなんですが、このじゅうたんは「GESSAN SKYLINE FC」という、もうツッコミ要素しかないじゃないですかwww

マツダなのか、日産なのか、とりあえず当時のスポーツカーのCM的なノリですね!

しかも、キャッチコピーが「もう私は飛べる」ですから、かっこよすぎる!!!

こんなオープンカー、いや、オープンじゅうたんに乗れたら気持ちいいでしょうねぇ(のび太のママ)

→ 次作はこちら

「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」 1985年公開、映画ドラえもん第6作目です。 1977年公開映画「スター・ウォーズ」...